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『斬紅郎無双剣』。リムルルがプレイヤーキャラとしてデビューを果たした、記念碑的作品です。 私を含むかなりの・・・・・・いや一部のユーザーは、真サムライスピリッツとのイメージの違いに面食らいました。 大半の人たちはあっさりと、別人化したリムルルを受け入れました。 確かこの時は、サムスピ大ファンの漫画家・しろー大野 (代表作「オズヌ」。また初代サムスピ・真サムスピの漫画化も手がけた。この初代サムスピで登場した、 暗黒の覇王丸が零サムの”羅刹丸”のモデルだと開発者がサイトで言ってます) が勝利画面のイラストを描いていた・・・・・・そうです。 その後、サムスピのRPG(個人的に落ちていても絶対やらねぇ)でも確か、 しろー先生がキャラクターデザインをやっていました。なんだよチョナチョナって。 (RPGを当時毛嫌いしていた理由の一つ 好きな人はメンゴ) この手法は10年近くが経過した現在でも変わっちゃいないようですね。(現在の零サムでは和月伸宏先生) それはそうとリムルル。 プレイヤーキャラになったリムルルで特徴的なことは、その1・出るたびにキャラがリニューアルされる、 その2・出るたびに声優もリニューアル(ポリゴン2作だけは例外だったが)ってことですね。 斬紅リムルルを担当したのは櫻井智さん。(この頃の表記は桜井智) はっきり言って演技は全然まともだったと思います。 しかしなんで、あの清純派でならしてたリムルルは「ノンノだぁーっコォンルノンノー!」な 元気がウリの女の子になってしまったのでしょうか。 思うにチャムチャムの代わりなんじゃないか? ポジション的に。 つまり、ヒロイン(的キャラ)をずっとはってたナコルルが静ならば、 (これも大概キャラ初代に比べて変わってんですけどね。墓標さまのサムスピ考察を参照のこと。) ロリータ系の人気をつかむためリムルルは動、という実に単純なキャラ表現が採用されたのでしょう。 まぁ確かに、リムルルが真サム時のおとなしげなイメージではナコルルと被る、っちゅか食われて 存在意義が薄くなる・・・・・・という解釈もできますが。 しかし言う人はズバリ言ってました。 ”このアイヌ姉妹はシェアの食い合いになりそう” ”ファンの棲み分けができているとも思えない” ・・・・・・なるほど。 ![]() また斬紅郎から、アスラ斬魔伝まで続いたサムスピの売り・ 「修羅・羅刹選択」によって、キャラが2タイプに別れたわけですが (これは紫ナコルルをデビューさせるためだけにとられた措置だったと思われる。ていうか開発者が実際にそう言ってた) リムルルは、既に恒例だったナコルル同様、修羅と羅刹で顔が違いました。上のイラスト参照。 設定資料でも、”修羅はおとなしそうな顔してところがどっこい!(つまりお転婆が真の姿と) 結構元気でぽよぽよ(?)してる”とされており、(意味わかりまへん) 一方羅刹リムルルは”やっぱり過激 1P(修羅)よりスタイル良し、ショートカット、ボーイッシュ” とされていました。 しかし、この明らかに二番煎じな設定にはさすがのヘビーユーザーたちも飛びつかなかったと見え、 (てゆーかそんなんリムルルじゃないやい!と思われたのか) 続編「天草降臨」では、この修羅・羅刹の区別は綺麗サッパリなかったことにされておりましたとさ。 さらに、ナコルルリムルルの姉妹はゲーム中、メノコマキリ振り回して容赦なく殺しあう割に 仲良し姉妹となんとなく位置付けられていましたが、 ネオジオCD(持ってるんだこれが)版『斬紅郎無双剣』収録の音声ドラマでは、 リムルルこんなことを言ってました。(櫻井智の声で) 「RPGが出たら私、純愛ドラマをやりたいなっ♪ おね〜ちゃんにはムリだけどぉ〜」 どう聞いても、姉を慕っているとはとても思えない発言。 まぁこの部分は、当時発売が延びまくっていたRPG宣伝を兼ねたお遊びではあるのですが、 なんとなくリムルルの本音が見え隠れしてるような気もします(笑) ++おまけ++ リムルルのED。斬紅のEDはシリーズ一手抜きと評判が高く、テロップで少々物語が流れるだけ。 背景に墨絵のような絵があるとは言え、満足度は低かったです。キャラ絵ですらなかったし。 特に閑丸EDの意味不明さが素晴らしかった。真サム王虎のEDと「はぁ!?」となる加減で張り合えます。 で、リムルルのは、当人の家族への手紙(もしくは独り言)らしく、 ”黙って出てきてしまってごめんなさい”で始まります。 黙って出てくんな! 単にそう突っ込みたかっただけ。 ++おまけその2++ カラーリングでは、羅刹1Pが一番好きでした。いかにもアイヌっぽいイメージだから。 |